同じ種類のお酒でも製造法が変われば味が異なるので調べておく必要あり

同じ種類のお酒でも製造法が変われば味が異なるので調べておく必要あり

お酒の品質を評価するときには、アルコール分や酸度、エキス分など成分量だけでなく、目・鼻・口など感覚器官を使い見て・嗅いで・口に踏んで味をみて評価するといいます。
見て・嗅いで・口に含むといった評価作業のことをきき酒といいますが、感覚器官を使うなどの理由から官能検査と呼ばれることもあるようです。
お酒はエチルアルコールが含まれているわけですが、アルコールがどのくらいあるのか消費者側にとって重要な部分といえます。
アルコール分は分析器を使えば信頼性の高い結果を得ることはできますが、口に含んだ場合でも濃いのか薄いのかなどの判断はある程度行うことが可能です。
大吟醸や純米酒など同じ種類の日本酒でも、銘柄が異なると味が変わるけれどもこれは原料の違いなどによるものなどのイメージを持つ人も多いといえましょう。
しかし、同じ原料や酵母を使っていても製造法が違うと味が変わる、これは酒蔵でもある製造工場が異なるなどの理由があるわけです。

日本で流通しているお酒のブランデーの産地について

お酒とひとことに言っても、いろんな種類で存在をしています。
日本では奈良時代に清酒作りが確立をされて、全国各地で米を主原料にして生産をなされてきました。
明治時代の開国以降は海外のお酒も輸入をされるようになり、さらに国内でも洋酒作りを実施するようになっています。
ブランデーに至っては、実際にスコットランドへ留学をして製法を学んだ日本人もいます。
この国内で流通をしているブランデーの産地は、北海道の余市が有名です。
ここは北海道の日本海に面している地域で、スコットランドとよく似た気候と土壌になっている土地になります。
現在の大手企業の醸造所があり、ブランデーの生産では国内トップシェアを誇っているほどです。
北海道を産地にしているものを見かけたら、余市生まれの商品ということになります。
お酒は造られている場所ごとで味わいが異なりますが、ここの銘柄の場合は麦の風味を色濃く残している本場の味を限りなく再現をされています。

著者:小山田勝夫

筆者プロフィール

静岡県藤枝市生まれ。
お酒が大好きで地元で酒屋を経営。
自分に合ったお酒の選び方など、お酒の魅力を発信しています。